以下
東洋経済より
引用し編集
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小田医師が
薬剤起因性
老年症候群の中で
最も疑っているのが
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ベンゾジアゼピン系の
睡眠薬・抗不安薬だ
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1960年代に
開発された
ベンゾジアゼピン系薬剤は
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睡眠薬・抗不安薬
として使われている
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しかし
過鎮静の症状や
認知機能
運動機能の低下
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などの副作用が
あることが
明らかになり
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1980年代に
海外で高齢者への
投与が問題となった
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海外では
高齢者には
「使用を避けるように」
と指摘されている薬剤だ
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小田医師の元には
ベンゾジアゼピン系薬剤が
原因と見られる患者が
後を絶たない
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精神科クリニックで
認知症とうつ病
と診断された
80歳代の女性は
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抗認知症薬に
抗うつ薬
ベンゾジアゼピン系薬剤
などを服用し始めて
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間もなく動作が
緩慢になり
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終日こたつで
過ごすようになった
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認知機能は
MMSEで17点
と低かったが
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MRIでは
目立った
海馬の萎縮はない
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薬剤を徐々に
減らしてみると
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動作が速くなって
明るさが戻り
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デイサービスに
出かけられるまでに
回復
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MMSEは
24点に戻った
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明らかに
薬剤起因性老年症候群に
該当する
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「薬を続けていたら
寝たきりになって
意思疎通もできずに
亡くなっていた
可能性が高い」
(小田医師)
以上
東洋経済より
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少なくない薬剤性認知症 ③
に続く