不妊・妊活について ①

西日本新聞社の記事より抜粋して引用

体外受精などを受ける女性の

保険適用対象は

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年齢が治療開始時点で

43歳未満

受精卵(胚)の移植回数は

子1人につき

最大6回に限られる

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福岡県のさと子さん

(42)=仮名

=は夫(46)と

2016年に結婚

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子宮の内膜と似た組織が

別の所にできる

子宮内膜症のため

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自然妊娠が難しく

18年から体外受精に

取り組んでいる

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保険適用前の

体外受精1回の治療費は

60万~70万円

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これまで総額

600万円以上を

支払った

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保険適用後

胚移植関連の費用は

3分の1以下になった

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「負担が減り

本当にありがたかった」  

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教員のため

学校の授業や行事

部活動の指導に追われ

治療が思うように進まず

もどかしい

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体の状態によって

採卵や胚移植などの

日程が決まるため

通院日は不規則だ

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「担任を外してほしい」

と学校に相談したが

聞き入れてもらえず

通院のため休みを

取ろうとしても

人手不足の現場を見ると

できなかった

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流産したときは

ショックで泣きながら

学校に休みの

電話を入れた

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さと子さんは現在

6回目の

体外受精に取り組む

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子宮の病気の

進行を抑えるため

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偽閉経剤を服用し

頭痛や吐き気

体のむくみに耐えながら

子宮の状態を見て

胚移植のタイミングを

計っている

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もうすぐ43歳になる

このまま子を

授からなければ

保険の対象から

外れてしまう

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老後を考えると

そろそろ

マイホームが欲しいが

治療費が重くのしかかり

計画通りには

貯蓄できていない

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全額自己負担になれば

さらに将来像が

描けなくなる

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さと子さんは

「保険が終われば

希望が失われ

治療を諦める

かもしれない」

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と対象年齢の

見直しを切望

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体外受精などに

取り組む患者が

保険適用で

受けられる

胚移植の回数は

40歳未満は

子1人につき6回まで

40歳以上43歳未満は

同3回までとされる

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不妊・妊活について 

②へつづく